『カウンター10席だけの隠れ家的小料理屋』


私は、自分の会社を運営するにあたって

ここ数年間ベンチマークしている業界があります。


それは、

「カウンター10席だけの隠れ家的小料理屋」笑


もともと、

お客様や、仲間や、部下たちと愉しく食事をするために、

自分にあった「店探し」をたくさんしてきました。


おかげさまで、5年前には一軒も「行きつけ」な店がなかった私も

いまでは、いくつかの候補から用途やエリアにあわせて、

チョイスすることができるようになりました。


しかし、手にしたのは、それだけではありません。

「商売で大切にすべき姿勢」について学べたと思います。


一番勉強になったのは、

それぞれのお店のとった戦略と、その後のお店の栄枯盛衰をみてきたこと。



とっても美味しいし、リーズナブルなので

だんだんとお客さんが増えてきたのに、そのあと転落する店があります。


例えば、

店舗規模拡大してサービス悪化し、客離れが生じた店。

多店舗展開でマネジメント不足で失速する店。

利益志向に傾き、値上げや材料費節約策をとりすぎ、「お得感」が激減した店。

雑誌やメディアに踊らされ、急浮上したあとに、飽きられ急降下した店。


そして、

リーマンショックにしろ、震災後の消費控えにしろ

景況の悪化によって、その後、あれだけ混雑していたお店に

お客さんが全く来なくなるお店のほとんどは、

一時期の浮ついた状態にうつつをぬかして、

これまでのお客さんをないがしろにしているお店でした。




一方、

そうした景況の悪化があったとしても、

それほど影響を受けずに、

むしろ予約で一杯であり続けているお店もあります。


そういったお店は、

さきほどのお店たちと何が違うのか?


それは、

常連さん比率が高い店。


店主とスタッフたちが、

常連(ファン)になってくれているお客様に、さらに尽くしていく。

調子がいいときでも、手広く展開をするのではなく、メディアに踊らされるわけでもなく、

ただただ常に目の前のお客さんに最善を尽くす。


すると常連さんは、

世の中の浮き沈みにあまり影響をうけずに、きてくれるのです。

そして、常連さんが、お友達を連れてきてくれます。

しかも常連さんは、お連れしてくれるお友達に、

自ら率先してこのお店の流儀を仕込んでくれるので、店の雰囲気が維持されています。



その実態は、私にとって衝撃的でした。

そして、私の会社もそういう会社にしていきたい!と

強く思うようになったのです。


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カウンター10席だけの隠れ家的小料理屋

知る人ぞ知るこのお店は、席に限りがあるので

なかなか予約はとりにくいかもしれないけれど、

席にすわれれば、ぜったいに満足のいく料理とサービスがうけられる。

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そんな、お店のような会社を実現していきたいと思っています。



「そんなんじゃ、売上げの天井あるよね!」

「経営者としてどうなの?それって??」


よく身近な人からはいわれたりもします。

でも、そういう意味でいくと、

僕は「経営者」ではなく「職人」なんでしょうね。


一生、職人。一生、匠。


お客様の満面の笑顔と、

また来るね!の一言をきくために、

毎日鍛錬、腕を磨き続けるつもりです。



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