毎日、照りつける太陽が暑いですね…。
日陰を選んで歩かないと、身の危険を感じるほどの熱さです。笑
先日、ある職場のリーダーからこんなお話をいただきました。
「中島さんね、あれからいい感じですよ!
部下の行動を促進させるために、いい行動をしたら「いいね!」と
徹底的に褒めてあげてきました。
そして、それが、部下同士でも「いいね!!」ができる環境になるように、
毎週、週礼のときに、各自の自慢大会をしたり、ホメホメタイムをつくってきたんです。
おかげで、ものすごくチームの雰囲気もよくなってきた!
行動も、ものすごく加速してきた!!と思うんですよね。
でも…。」
どうされたんですか?
「実は、最近、なんかおかしなことがおきていて…。
部下たちが、ちょっと<盛って>きているんですよね。
なにかいいことをいわなくちゃいけない、という雰囲気なのか、ちょっとだけ大げさに。
あと、これは問題だと思うんですけど、
みんなが、ネガティブなことを言わなくなってきているんですよ。
なんか、腹では思っていることあるだろうに、ポジティブな言い方しかしない。
…そうそう、この前も、聞いてびっくりしたのですが、小さなクレームとかも
実は結構、あるらしくって。僕のところまで上がってこなくなっているんですよ」と。
光と影…。
照りつけるその光が強ければ、強いほど、影は濃くなります。
望ましい行動に光をあて、認め、賞賛していけば、その行動は増えてきます。
リーダーが注目すればするほど、それは加速していきます。
しかし、強い光になればなるほど、影が濃くなるように、
何かが沈んでいきます。影の中に消えていきます。
例えば、成果だけに目を向ければ、プロセスは影に。
成功談だけに光をあてると、失敗談は影をひそめる。
ポジティブな話しかしないリーダーには、ネガティブな話題はあがってこない。
面白いですよね。
ネガティブな情報をもっていって、
「なんだ、お前、そんなこともできないのか、バカ野郎!!!」というダメだしばかりの
恫喝マネジャーのもとでも、ネガティブ情報はあがらなくなりますが、
実は、今回のようなリーダーのもとでも、ネガティブな情報はあがらなくなる。
そしてこれだけは押さえておきたいのは、
部下がネガティブなことを言わなくなってきている、ではなく
言えなくしているんです。
光と影…。
いま、現場で起きていることは、
100パーセントあなたが引き起こしている。
あなたの光と影。再点検してみましょう。
今日もきっと・・・I・W・D!