『あなただけに贈る』


最近、お逢いする方から
「中島さん、よく毎日書くネタがありますね…どうやって書いているんですか?」
「自分も全体会やミーティングのときに、なにか発信しないといけない場面はあるけど、
 さすがに、毎日は…。どんな風にしているの?」
ときかれます。

もともと、このメルマガは私が古くからお付き合いしている方を対象として

クローズされた中でお伝えしてきたものです。

なので、登録されている方で、<顔と名前が一致しない>と言う方は一人もおらず、

多くは出逢って10年、長くて20年弱になる方もいらっしゃいます。

そういう方たちに、これまで140通の配信をしてきましたが、書き方の手順があって。

今日は、それをご紹介したいと思います。

          ***

ステップ1.
メルマガリスト(現在登録160名)の個人名を眺めて、<今日はこの人!>と決める!

ステップ2.
その人が<いま、悩んでいたり、困っていること>を具体的にイメージする。

ステップ3.
そして、<もし、その人に一対一でアドバイスするなら、なんていうだろう?>

<どんな事例を話せば、伝わるだろう?><何か道が開けるためのヒントとなることは、なんだろう?>…と考え、一気に話し言葉で、ばーっと文章をパソコンに打ち込む。
(…右脳をつかって、あまり考えずに!イメージは、脳とパソコンを打ちこむ指が直結!!笑)

ステップ4.
そして7割くらいの完成度になったときに、今度は、<これって、科学的にはどうなの?>

<根拠や参考になる書籍はあるか?>という問いかけをし、一般化や概念化をして、

その人以外の人たちでも共感できるような内容に幅を少しだけひろげていく。
(…この時は、左脳をつかって、論理性、整合性、正確性、汎用性…などのチェックをしていきます)

ステップ5.
今回のテーマで対象※となる読み手になりきって、あらためて読み込み、調整・修正を行い完成!配信!
(※対象とは、決してすべての読者ではなく、そのネタで刺さるであろう人たちのこと。それが3人かもしれないし、5人かもしれないし、共通の課題として50人かもしれないですが、それは、テーマ毎によって異なります)

こんなステップで、書き上げるようにしています。

なぜ、このような手順にしているのか、というと、以前は、逆の順番で取り組んでいて、

書くテーマに悩んだり、書き始めてぶれ始めたり、ペンがとまってしまうことがたびたび

(…いや、かなり頻度高く。そしてたいがいが納期ギリギリ完成。苦笑)あったからなのです。

例えば、何万人もが登録するメルマガとかになると、つい、こう考えがちです。

この何万人の人たちが、いま、必要としていることってなんだろう?って。

でも、それって、はっきりいって「共通なものなど、ありません!!!」。

でも、やりはじめちゃうんです。平均値を。
決してこの世に存在しない<平均値>に対してのメッセージになってしまうので、

焦点がぼけていたり、一般的な内容になってしまい、どこにでもある話になり下がります。

ペルソナ・マーケティングを否定しているわけではないのですが、
<名無しの権兵衛>に対して書いていても、どうも雲をつかむようで、

こっちも盛り上がらない。

やっぱり、誰か一人、個人名をあげて、その人に面と向かって話しているように書く!

まさに、<あなただけに贈る!>というスタンスでないといけません。


また、ついやってしまうのが、読み手を具体的にイメージする前に、
いろいろと本やWEBとかを眺めてしまうこと。
これは最もやってはいけないことです。

軸がはっきりしていないところで、その情報の海に入ってしまうと、

間違いなく漂流してしまう。膨大な情報を目の前にして、

<自分の中には、価値ある智慧は何もないのではないか…>といいしれぬ不安や焦りが襲い掛かるのです。



そして、脳の使い方も重要です。
はじめは右脳で。そして後半の部分で左脳でチェックをしていくのが理想です。

これを、初めから左脳が活躍してしまうと、つまらない文章になったり、

左脳の厳格さにやられて、みずからのペンを止めてしまうのです。

やはり、情熱をもって夜中に一気に書いて、翌日の朝にチェックするくらいがいい。
(※僕の場合は、いまは、朝、この時間に一気に書き上げていますが、以前は、夜書いて、朝チェックでした。)

そう…。
だから、逆!でいくんです。

皆さんも、なにかしら社員たちに発信していく場面があると思います。

そして、発信するコンテンツ自体はいっぱいあるのだと思うのですが、

それを大衆に投げると思うとブレるのです。

やはり、ここは、<あなただけに贈る!>

これらを意識するだけで、皆さんの発信力のインパクトも変わってくると思いますよ。

もともと<一対一では迫力のあるあなた>なのでしょうから…。笑

いいんです。一人を口説いたり、諭すときと同じプロセスを取れば。
そのリアルさ、熱さは、きっと、その周辺の人たちにも伝わりますから。

で、このメルマガも、誰かを想定して書いているのかって?
ははは! はい、そうです。あなたです!笑

今日もきっと・・・I・W・D!

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