『君はこの僕になにを教えてくれるんだい?』



座るなりいきなり
「君は僕に何を教えてくれるんだい?」という某大企業の重役。

こちらの話を聞く気もなく
「僕は大学教授の〇〇さんと、〇年前から仲良しでね」
「そのほかにも、〇〇さん、〇〇さん、〇〇さんと勉強会をしてきたよ」
「そして、僕はこれまで、〇〇年にわたって従業員スタッフに対して、
 〇〇塾(ご自身の名前がはいっている)で教えてきて、ほぼここの部下たちはみな卒業生だ」

といっきにご自身のこれまでの活動履歴をかたったあと、
彼は私にこう問いかけました。

「で?君はこの僕になにを教えてくれるんだい?」
「(ニヤニヤしながら)君から教わることが、あるのかな? この私に?」

そして、最後にとどめの一言
「君が、僕から教わった方がいいことが多いのではないかな?」

随分と前に体験したことですが、いまでも、その場面を詳細に思い出すことができます。
でも、その時の私の中で生まれた感情は、比較的落ち着いていました。
何故かというと、もうこの手の<相手を自分のコントロール下におきたい!>という方とは
何百人とあっていて、それこそ典型的なパターンだからです。

自分のコントロール下に置くための行動例としては、
・表情を変えない
・横柄な態度、態度を大きくする
・人の話を途中で遮る
・早い段階から、年齢を聞く
・過去の自分の成果(業績、人脈)を並べ、自分を大きく見せようとする
・否定的、挑発的な問いかけを投げつける

そういう方と向き合っている時に、私の体内で流れる台詞はこれ。
<こんな僕の何を怖れているんだろうか、この方は?>
そうですよね…だって、20歳も年下であろう、私に。

そして、
<この人を不安にさせているのは、なんだろう?>
という問いを自分の中に繰り返し、

自分はあなたをやっつけに来たわけでもなく、
あなたを評価査定にきたわけでもなく、
もともと<戦う意思はない>こと。

そして、ここでの関係では勝った負けたではなく、あなたの味方としてここにきているんだ、
というメッセージを十分に投げかけていくと、たいていは30分もすると落ち着いていきます。

皆さんの周りでもいらっしゃいませんか?
いつも戦っている人?笑

そういう行動をしている人ほど、人一倍、臆病だったりします。
でも、そこを否定するわけでもなく、迎合するわけでもなく、
そことどうお付き合いしてあげるのか。そこが重要です。

自分自身にもあるかもしれませんものね。
ちょっと考えてみてみましょう。

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