『空白をつくる』


部下との目標面談。
部下があまりにもとんちんかんな目標を書いてきたら、
きっと、皆さんもイラついて、ついつい、

「君ねー、僕が君に期待しているのは、
 これこれこうで、こういうことをやってほしいんだよ。
 ってゆーか、何べん言わしたら気がすむのかね」

なーんてことになりかねない!笑

でも、ちょっと、まって!
その伝え方…「空白の原則」が使えそうです。

部下からでてくる、とんちんかんな目標。
わきあがる怒りをぐっとおさえて、意図的に空白をつくるのです。

「うーん、ちょっと期待していることと違うんだよね。
 ちょっと、ききたいんだけど、
 そもそも、僕は、君に何を期待していると思う?」

「え? え・・・っと・・・」

「明後日まで、考えてくれるかな。
 僕だけでなく、君の部下たちは?
 同僚たちは?
 関連部署の人たちは?
 君に何を期待しているのか。
 ちょっと考えてみてきてよ。よろしくね。」

こうすることで、頭ぐるんぐるん。
四六時中、それを考えるわけです。

   ***

子供に絵本の読み聞かせをするときも、
ずーっと読み続けると、ねむくなっちゃう
(※あ、寝付かせるためなら、それはそれでいいですけど…笑)

でも、試してみたことがある方はわかると思うのですが、
何ページか読み進んで、あるところでページをめくるのをストップし、

「さ、このあとは、どうなるのかなぁー?」

とクイズ形式で聞いてみると、子供たちは、もーたいへん。
キャーキャー言いながら、あーーだ、こーーだ、とあてようとしてきます。

もう、これで、興味津々です。笑

人は、空白を目の前におかれると、それを埋めたくなります。
脳は、<わからない…>という空白の状態を嫌うのです。
それをうまく使うと、人の興味を引き出すことができるのです。

そして、その興味をもった状態になったところで、
答えを伝えていくと、インパクトがあり、心に残るのです。


上司も部下に、あーだ、こーだ、言いたくなるときはあります。
親も、子供に、あーだ、こーだ、言いたくなるときはあります

でも、一方的に伝えていくと、部下や子供は、
嫌なことをいわれて、脳内停止してしまったり、
それが続くと、都合の悪いことは聞きたくないのではじめからシャットアウトしはじめたり…。

おーい、反応しろ!!
電源はいってるかーーー、と聞きたくなるときもありますが、
でも、それも、こちらが引き起こしている可能性もあるわけです。

「空白をつくる」…
おそらくこの原理は皆さん、既に効力を感じた経験が多いことと思います。
少し、意図的に使ってみませんか??

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