『不連続なギアチェンジ』

ある活動を数年していると、
自分たちで、成功の法則がうまれたり、
失敗に陥らないようにするためのコツがわかったりします。
これ自体は素晴らしいことです。

しかし、それは同時に
自分たちで自己成長に制約や制限をかける瞬間でもあります。

「このままでは人数が足りないから、人を育てないとね…。」
「いままで一人で二か所だったけど、三か所担当することで…

なんとかしてみようか…。」
「いずれにしても、そんなに急にはできないから、できて年内で5か所だね…。」

などなど。
よくある、未来のつくり方です。

たしかに連続的な成長を前提としたときは、その考え方も「あり」です。
「昨年までの傾向はこうだったから、今年は110%でいこう!」
というような未来の決め方です。

しかし、そこには、自らの能力や思考を是としてしまい、
自らのこれからのイノベーションは勘案していません。

もし、これが恒常化してくると、こんな思考が頭を占拠してきます。

「なかなかこれをできる人材がいないので難しいんです…」とか。
「一人で何か所もみるのは、品質を落とさせるので難しいです…」とか。
「やはりきちんとやるためには、時間がかかります…」とか。

そして、
「経営はあまりこの現実を知らないから、そんな要求をしてくるんですよ」…と言った
自己正当化の感覚がもたげてきたら、そろそろ、自問自答したほうがいいでしょう。

本当に、これからの方策はそれでいいのか?
本当に、本当に、それでいいのか?

と。

そして、他人からされると頭にくるかもしれない問いを、
自分たちで自分たちに問うのです。

「メンバーの追加はなし!だとしたら?」
「いまの5倍の数をやるとしたら!?」
「いまの納期の半分でやってみるには?」

こうした途方もないリクエストをしてみるのです。
すると、一瞬、「無理だ!」と頭にテロップが流れるのですが、
それをひとまず脇に置き、考え続けると、面白い感覚が生まれるはずです。
先ほどまで大切にしていた視点が、単なるこだわりであったり、
自己正当化であったことに気付くのです。

いずれにしても、自分たちの枠を自分たちでぶち壊すいいチャンス。

経済学者のシュンペーターは、
「馬車をどんなに改良しても鉄道は生まれない」といいました。
こうした非連続のギアチェンジをたまに自分たちに課していかないと、
大きな波としての連続した成長は途絶えてしまいますから。

みなさんはいかがですか??
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