先週末は、雨がしとしと。
ですから、今月のお仕事の準備をぼちぼち、
その合間で、本を数冊、映画を数本みる土日でした。
(※「hulu」はいいですね。見たいときに、どこでも、見放題ですから。最近、ハマっています。)
今回は、二年くらい前に、有楽町でみた
フランス映画の「最強のふたり」を見ました。
見てない方に、ちょっと概要を____(映画広告引用)
・・・ひとりは、スラム街出身で無職の黒人青年ドリス。
もうひとりは、パリの邸に住む大富豪フィリップ。
何もかもが正反対のふたりが、事故で首から下が麻痺したフィリップの介護者選びの面接で出会った。他人の同情にウンザリしていたフィリップは、不採用の証明書でもらえる失業手当が目当てというフザケたドリスを採用する。
その日から相入れないふたつの世界の衝突が始まった。
クラシックとソウル、
高級スーツとスウェット、
文学的な会話と下ネタ。
──だが、ふたりとも偽善を憎み本音で生きる姿勢は同じだった。
互いを受け入れ始めたふたりの毎日は、ワクワクする冒険に変わり、ユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。・・・・
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実話をベースとする障害者と介護人の話なのに、
「お涙頂戴」的なアプローチが一切なく、
ゲラゲラ笑えるコメディであり、感動もあり、です。
二年前、はじめて観たときは、
映画館を出るときに、晴れ晴れとした気持ちになったことを想い出しました。
やっぱり、印象的なのは、常識や偏見に縛られず、
「障害者を障害者とも思わぬ」言動でフィリップを容赦なくおちょくるところ。
でも、腫れ物に触れるような接し方をされる屈辱より、
同情のかけらも見せないドリスの言動がフィリップにはどれほどありがたかったか。
ある日、富豪仲間からフィリップはと忠告を受ける。
「あいつはスラム出身だぞ。気をつけろ」と。
すると彼は、こういう。
「彼だけが、対等に扱ってくれる」
会社の中でも、こういう場面って、重要だなと思うのです。
経営者に対して(同じ人間だというのに)まるで腫れ物にさわるような扱い。
取締役になった瞬間に、思っていることを正直に言ってくれる人が一気にいなくなる。
役職や地位に、萎縮することなく、
イケてないときに、イケてない!って、
本気で本音でいってくれる人がどれだけいるか?
耳の痛い忠告や要求をしてくれる人がどれだけいるか?
そして、もし、イケてない!って言われたときに、
しっかりと聞く耳をもって、受け止めることができているかどうか?
「いきいき」「わくわく」もとても重要ですが、
耳の痛い忠告や要求がバンバンあるときに、
きっと「どっきどき」になるのかもしれません。
あなたには、
耳の痛い忠告や要求をしてくれる人はいますか?
最近、いつされましたか?
もし、ないとすると、
それを引き起こしているのは、あなたかもしれませんよ。
学びになる映画です・・・
(あ、そういう主旨で捉えたのは私だけかもしれませんけど 笑)
今日もきっと・・・I・W・D!