『言ったもん負け』


「言ったもん勝ち」ってありますよね。


ダメもとでいったら要求が通った…とか。

声高に主張したら自分たちに有利な条件がゲットできた…とか。


これはわかるのですが、

私がこの前、遭遇したのがその逆。


それは…「いったもん負け」…の職場文化。




リーダーが、リーダーとして成熟していない企業でよく起こりがちです。


部下からの提案に、上司が「いいんじゃない?」と言うだけ。

部下からすると、「え??」…なのである。


「それって、やっていいの?

 …それとも、やってダメなの?

 …っていうか、自分が仕切るの?」




また、こういうときがあります。部下からの提案がありました。

「これこれはこういうふうにしたほうがいいと思うんですけど…」と。


それは、現場からの会社への忠告というか、アラームだったりします。

すると、すかざず「じゃあ、君やって」と。


「え???私がやるんですかぁ??」です。


提案をすると、すぐ、言った人にアサインする。

非常に未熟なリーダーや管理職がしてしまうよくある采配です。


提案した部下からすると、

ただでさえ忙しいのに、言った自分がやるはめとなると、

単なる自分で自分のクビを絞める行為。いわゆる「いったもん負け」。


いままで、そうやって、思いつきでアサインされた案件だらけで

まったくそのあとも管理されずにいる実態があるので、

結局、部下たちも困惑し、立ち往生します。


え?これって、本当にやっていいのかな?…って。


いままでそういう感じで進めてきたもので、

頓挫していても何もいわれないものもあるしな…。

やっていても、評価されていることもなさそうだし。

これも、黙っていれば何もしなくても気づかないかも…。

と、早くも社員の思惑でお蔵入りすることがあります。




本来ならば、上司がイニシアティブを発揮して、

「では、これをいつまでに、こういうふうにやっていこうか」とか。

「で、ここの部分は、チームを組んでやっていこう」とか。

「俺がプロジェクトオーナーをするから、リーダーを〇〇君にお願いしようかな。

 そして、今回提案をしてくれた君もここの担当をやってくれ」とか。

「僕は、全体をみるけど、詳細の方向性については、隔週に一回

 確認をするミーティングを30分だけとろう、、、」とか。


やってほしいですよね…。

全部丸投げの幹部やリーダーがあまりに多すぎて、

多くの現場は、混乱し、停滞をしているのです。



…リーダーが責任をとらない文化。

…責任が曖昧なまま、進んでしまう文化。

…結果、「いったもん負け」になる文化。


 そういう職場文化があると、部下は困ってしまいます。



皆さんの職場では大丈夫ですか?

部下たちの頭に、こういう文字がながれてはいませんか?


「これは、言ったもん負けだから、言わない方がいいな」と。



部下たちを困らせるのがあなたの仕事ではありません。

部下たちが思う存分働けるような環境をつくってあげなければいけません。


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