『僕が<赤いきつね>から<どん兵衛>に乗りかえたワケ』

 

突然ですが、

皆さんは、「10分どん兵衛」を試したこと、ありますか?? 笑

 

10分どん兵衛…とは、

日清どん兵衛は、通常、お湯を注いでから5分で完成!のところを、

わざと10分待って食べてみると、あら不思議!!

普通よりも旨いんじゃね!

 

というもの。

 

昨年末、ネットで話題になっていたのを見て、

さらに、日清の公式サイトにも、「おわび」として出ていたため、

みるみる引き寄せられるように、試してしまったのです。笑

http://www.donbei.jp/10min/

 

 

そして、実際に試して、食してみたら、、、「うまい!!」笑

 

いやー、完全に日清のマーケッターにまんまと「してやられた」感はあるのですが、

これまで食べるんだったら、ほぼ「赤いきつね」だった私が、

2015年年末から完全に「どん兵衛」に乗り換えてしまったのです。

 

それは、なぜか…。

 

 

先週、ある若手マーケッター内藤博之さんの勉強会に参加して、それがはっきりとしました。

内藤さんは、ユニリーバで数々のブランドを成功に導き、大活躍をされ、独立された方。

(興味がある方は、こちらを参考に→ http://hisanojuku.jp/marketing2016/ )

 

彼の提唱する「顧客の心を動かすインサイトオン・マーケティング」では、こう分析されます。

 

「人の行動の一つひとつには、必ず思考や感情が伴っている」

「インサイトとは、こころの中に鳴り響く本音。そうしたい、こうなりたい、といった動機」

「ついつい買いたくなる、といった好きなブランドには、自分の心をくすぐるインサイトを刺激しているからである」

 

というもの。

 

となると、

私はある日突然「どん兵衛」を好きになったのには、意味がある、と…。笑

それは、自分の中に眠る「インサイト」を刺激されたということ。

 

ということで、セミナーでワークシートに従い、5分くらい深堀りをしてみました。

 

******(私のシートをそのまま、載せますね!笑)

 

私の好きなブランド:10分どん兵衛

 

・「赤いきつね」と「どん兵衛」。味は、はっきりいって、どちらも同じと感じていた。

・以前は、なぜか、ほとんど「赤いきつね」を選んでいた。

 きっと「どん兵衛」というネーミングがダサいからか?笑

 

・2015年末に、ネットで「10分どん兵衛」が話題になっていた。

・日清の公式サイトをみると、「おわび」が掲載されているといった目新しい宣伝方法。

 どん兵衛担当と、熱狂的などん兵衛ファンが対談しているたてつけで、

 若干、どん兵衛広報担当が、ファンに押されている様子が、また面白い。

 

・で、食べたら、本当に美味しく感じた。

・何回も試してみると、「8分くらいで食べ始めて、11分で食べ終わる」くらいが自分の好み!だと実感。

・子どもたちにも奨めてみると、うまい、うまいと喜んだ。

 

******

 

ここまで、書き記したときに、

僕のインサイトはなんだったんだろう?という問いを自分に投げかけ、

 

…なるほどっ!!  と思ったのです。

 

 

それは、

 

「本来の食の自由。いままでは「5分」というメーカーサイドの推奨を真面目に守っていたものの、

 あえてそのしばりを解き放ち、「10分」という提案を日清自らがしてきたこと」

「そして、自分なりの好みの時間を発見する楽しさ」「新しさと驚き」

 

これらは、僕の大事にしている価値観である

「しばりからの解放」「自由」「発見」「新しさ」「楽しい」

というキーワードを刺激したんだ!、と思ったのです。

 

 

この話を、参加者の皆さんにもシェアをしたのですが、

その時に、内藤さんが僕にこう問いかけてくれたんです。

「で、中島さん、「赤いきつね」でも10分、試したりしないんですか?」

 

その問いに僕はこう即答していました。

「いや、しないですね。

 なんでかっていうと、そういうタブーに触れたり、

 常識をはじめて壊したスタンスの日清が好きなんでしょうね。

 二番煎じはどうでもいい、って感じかなぁ…」

 

このセリフをいいながら、

僕の心の、もっともっと奥底に眠っていたインサイトがはっきりしてしまいました。笑

 

なるほど…マーケティングを体感した半日でした。

そして、これってどんな場面でも使える概念だな、と感じたのでした。

 

「お客様」のインサイトは?

「部下」のインサイトは?

「上司」のインサイトは?

 

ご参考までに!

 

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