『残念なほど…上から目線』

 

私の仕事のスタイルからして、ノマドワーク。

 

どこか固定の場所で仕事をしているのではなく、

主に、クライアント企業の会議室か、

どこかの研修施設を転々としながら、お仕事をしています。(笑)

 

ですから、合間をぬってお仕事をするために、

都内の山手線駅付近の(ノマドワークに適した)カフェの場所は、

しっかりと頭の中にマッピングされています。

 

つい先日、実際にあったカフェでのお話。

 

私がすわった席の隣では、

スーツ姿の男性と女性。

 

きくつもりはなかったのですが、

どうやら、話の内容からして、男性は、事業を経営している経営者で

女性は、その会社の会社説明をうけている状態のようでした。

 

経営者からは、ものすごく丁寧な言葉口調で、

会社の理念や、仕事内容の詳細、そして、その会社の未来を

熱心に語っていらっしゃいました。

 

そして、一方的に話すのではなく、

途中で、幾度も、「なにかここまででわからないところありますか?」

「確認しておきたいことあったら、なんでもおっしゃってくださいね」

と、丁寧に促し、

 

女性から質問がいくつかでると、

経営者みずから、自分の失敗談や学びなどを話を丁寧にしていました。

 

その真摯な態度に、

最初は緊張していたその女性も、30分もすると、だんだんと打ち解けて、

笑顔がではじめていました。

 

隣にいた、私も、

ああ、こういった丁寧な採用活動をしているならば、

お互い齟齬も起こしにくいんだろうな…と思った矢先に、

その事件は起こりました。

 

経営者が説明をしているときに、

経営者の携帯に電話がはいったのです。

彼は、女性にひとこと「すいません、ちょっと電話、失礼します」

といって、話を中断し、その場で電話にでて、会話をし始めました。

 

こんな感じで…

 

「ああ、なんだよ、それ?」

「あん?しらねーよ。それ、お前がやったんだろ?」

「どうにかしろよ。お前がさ」

「お前が責任とって、弁償しろよな」

 

そこには、

今さっきまでいた丁寧で紳士的な彼は消え、

 

「横柄で、人を小ばかにした、残念なほど上から目線」な人が突然、目の前に現れたのです。

 

その変わりように、私も二度見するくらいびっくりしましたから、

目の前で、いままで説明をうけていた女性は、私以上に、びっくりだったことでしょう。

 

3分後にその電話をきったあと、

その経営者は、「あ、すみませんでした」といって、元の態度や声に戻りましたが、

もう女性の気持ちは、とっくに、ここにはありませんでした。

 

…よく見かけませんか?

こういうお話。

 

レストランでの店員に暴言を吐く人。

駅員さんに、無理難題なクレームを言い続けている人。

タクシーの運転手に、偉そうに指示をしまくる人。

 

ぐずぐずしていると、論破して、最後には

「お前じゃ、話にならん。えらい奴をここによべ」と。

 

あなた、なにもの?

なんでそこまで上から目線になれるの?

という人、いませんか??

 

内と外で違う

上と下で違う

相手の性別によって違う

相手の職業によって違う

 

 

あぁ、ちっちゃいちっちゃい。

自分の器の小ささを露呈してしまうわけですから、なんとも残念なお話しで。

 

 

逆に、器の大きい方ならば、

どんな人に対しても、変わることなく、敬意をはらった態度をとるわけで。

 

そんなリーダーになりたい…

いつも、そういう事件に遭遇すると、自戒を込めて、

自分はどうだろう?…と問うようにしています。

 

あなたは、どう?

もし、その癖があるのならば、

なにかしら内側に潜む何かがそれを引き起こしているわけで…

じっくりと向き合わないと…。

 

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