『モジュール化する』

 

以前、コンサルタント時代の先輩からいわれました。

 

「中島、IPOって知っているか?

 IPOてぇのは、インプット、プロセス、アウトプット。

 とにかく、俺達の商売はアウトプットが命だから、これを洗練させないとダメ。

 

 中島はどっちかというと、考え過ぎて、資料集めすぎて、囲い込んで

 結局、わけわかんなくなるだろう?笑 …それじゃ、ダメ!!

 

 インプットとプロセスに時間かけすぎてるんだよ。

 俺達は、アウトプットに時間をかけないと。

 

 とにかくアウトプット出しまくって、

 皆からフィードバックうけて修正して、洗練していく。

 

 自分の中で考え込んで、最後に修正出来ない形でアウトプットするんじゃなくって、

 アウトプットし続けて、修正し続けるんだよ!!」

 

これは、僕にとって革命的な教えでした。

 

それからです。

まだまだ修業中(いや、きっと一生、修業?)ですが、

僕は、アウトプットからいきなりいくようにしています。

 

とにかく、面白かったこと、驚いたことを、とにかく人に話す。…笑

「ねえ、きいてきいて!この前さぁ…」

「俺さぁ、こう思うんだけどさぁ…」

 

話すと、相手の反応がかえってきます。

 

「なるほど、この言葉を使うと、相手の興味がわくんだ…」とか。

「逆に、この言い回しだと相手の興味が薄れるんだ…」とか。

 

反応も、言い回しによって、違います。

 

たった一言いれるだけで聞く耳をもつ「魔法の言葉」もありますし。

おなじギャグでも、「前置きをとちるとまったくオチない」…というように。

 

何回も何回も同じネタを、出逢った人に話しまくっていくと、

ああ、こういう手順で話をしていくと、伝わるんだな。笑ってくれるんだな。染み入るだな。

という法則が自分なりにでてくるわけです。

 

そうして、反応のいいものが残り、洗練されたものが残るのです。

 

そして、僕の場合は、それを文字におとします。

話し言葉を、そのままを文字に落とします。

たとえば、このメルマガもそれ。

 

話し言葉と、書き言葉とは違いますから、

とくに、ジェスチャーでなんとかなっていた言葉も、

書き言葉になると、そこを補完しなくてはならない…。

 

だからこそ、言葉を選びますし、

よりわかりやすく表現するために、言葉がさらに洗練されていきます。

 

ここまでのプロセスを経ると、実は大きな果実が手に入ります。

それは、話の「モジュール化」が起きるのです。

ひとつのパッケージになる。

 

そのモジュールのタイトルをクリックすると、

ひとつの小話が、とめどもなく、口からでてくる…というものです。

 

何回も何回もアウトプットからの反応から修正をかけ、推敲し、洗練させているので、

口からでてくるものは整えられたものです。

多くの人の反応をみながら、残ってきた言葉や文脈ですから、そうそう、失敗はありません。

 

…というか、失敗してきたからこそ、生き残った言葉は強いのです。

 

僕の場合、講演など機会をいただくことが多いのですが、テーマはいろいろです。

ただ、そのときは、私はテーマをみて1からつくるのではなく、

まず、このテーマで聴講者の方が聞きたいことはなんだろう、と一つ決め、そのオチに向かうために

「どのモジュールを話すといいだろう」ということで、

モジュールのタイトルだけ、ポストイットではりだします。組み合わせます。

 

そして、それを前後左右におきながら、全体のストーリーにしていくようにしています。

僕の好きな小話、モジュールがいっぱい含まれているので、

自分もテンションが高い状態が保てるわけです。笑

 

おそらく皆さんも、もう既に皆さんなりの「モジュール」があるばずです。

なにか一からあらたなことを作ると自分らしさは失いがちです。

誰かから借りてきたようなお話になりますし、自信がイマイチもてません。

 

そうではなく、すでにあなたのよく使っていう話、よく話している小話、

それをメインに組み合わせてつくりあげる…と、

あなたらしいアウトプットになるかと思いますよ。

 

ご参考までに!

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