『バンジージャンプ』

 

ある変革プロジェクトを推進している事務局の方がこうおっしゃいました。

 

 

「最近、いろいろ言われて、、、なんだかな、と思うんです。

 

 改革をやる目的をもっと明確にしてよ!って。

 トップのメッセージはあるにはあるが、まだ弱い!って。

 改善と改革の違いがわかんない!って。

 トップダウンとボトムアップの頃合いがわかんない!って。

 スローガンもイマイチ腹に落ちない!って。…

 

 なんだか、みんな、それぞれ、言いたい放題だし、他責ばっかりいってるんです」と。

 

 

変革の時に、必ずといっていいほど、見かける光景ですよね。

 

みえない、わからない、伝わってきていない、と文句ばかり言う人がいる。

すると、事務局も、推進メンバーも、そこにかなりエネルギーを吸い取られるし、

このことで疲労困憊してしまうことが多々あります。

 

ついつい、こんな思いが浮かびます。

「こんなにもいっているのに、なんで、変化をしたくないのかね…」

 

 

こういうとき、

私は変革推進者の方によくこうお伝えします。

 

「なんか、かわいいですねー。

 彼らも生きてるんだなー、って感じしません? 笑

 よかったじゃないですか、生きていることはわかったんですから」

 

 

抵抗している彼らには「自覚」はあるわけ、なんです。

何か変わらなくちゃいけないな…と。

 

でも、「覚悟」がないので、抵抗する。

だって、恐いんですもん。

だって、このままでいたいんですから…。

 

 

***

 

この姿は、まるでバンジージャンプのときのようです。

 

 

前の人に続いてタイミングよくどんどんいければ、ノリで飛べますが、

一瞬たじろぐと、タイミングを失い、いろいろ考えちゃう。

結局、あーだ、こーだ、といろいろと飛び降りれない理由や言い訳をいいはじめます。

 

 

「なんで、この世に、こんな危険な遊びがあるのか?」

「なんで、自分が飛び降りないといけないのか?」

「そもそも、これに何の意味があるというんだ?」

 

と、飛ばないでいい理由をあげて、飛べない自分を正当化しはじめます。

 

 

でもね…

 

彼らのその問いに対してひとつひとつ説明をしてあげたって、

そのあと飛び込むか?、というとそうではない。

 

結局、飛び込まない奴は飛び込まない。

 

結局、時間稼ぎなんです。

ここでウダウダしていれば「お前、飛び込まなくていいよ…」と

言われるの信じて待っているのです。

 

 

だから、そういうときは突き飛ばせばいいんです。

「お前、うるせーーー!さっさと飛びやがれ!!」といってね(笑)

 

 

経営陣から時折、社員たちに言ってもらうといいですよね。

 

「この変革プロジェクトは、バンジージャンプに似ている。

 何がどうなるか、誰もわからないから、最初は怖いだろう。

 でも、最初っから、バンバン飛び込んでくれている人には、本当に感謝している。

 ありがとう。引き続き、飛びまくってくれたまえ。

 

 

 でも、最近、こういう人もいるようだ。

 飛ぶ意味があるのか?飛ぶ目的は?ちゃんと説明してくれないと飛べないです…ってね。

 勘違いしてもらっては困る。

 そういっていれば飛ばなくてもすむ、とでも思っているのかもしれないけれど、

 これは、全員必須で飛ぶことになっている。うちの社員であるならばね。

 

 なんなら、私が後ろから押してあげるから、それが必要な人は言ってほしい。

 さあ、一番最後まで飛ばない人は誰なのか、そろそろ私も気になっているから…そのつもりでね」

 

 

さ、ドドメをさしていきましょう!

 

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