以前、ある経営者の方に教えていただきました。
この会社は、
次世代幹部をじっくりじっくり時間をかけて
育て続けている歴史のある企業です。
彼に、リーダーの見極め方を聞きました。
「リーダーは『何を言うか』ではなく、
『何をするか』です。
『何を言うか』に影響されてはいけません。
昔、うまいことをいうリーダーに仕事を任せたことがあるんです。
でも、はじめはいいけど、いずれは必ず金メッキがはがれるんですわ。
やるって言ったことをやらないから、部下がついてこない。
だんだんと、部下が距離をおいていき、最後は、誰もついてこなくなる。
長い目でみると、そういう口だけの人に任せて、
うまくいった試しがないですね。
だから、うまいこという人ほど、気をつけたほうがいい。
最近は、私は、こうしているんです。
何を言ったかは脇に置き、
しばらく、彼が何をするのかだけを見る。
とった行動しか信じない。
そうすれば、おのずとわかります。
信頼の置ける人間か、そうでないかは……」
***
私はこの教えをいただいたことで、
ブレない軸を手にすることができました。
もしクライアントが
「中島さん、なんだか急に目の前が開けた感じがしました。
やってみたいと思います!!!」
昔(15年前)は、この言葉をきいた瞬間に、うれしくなり、
いったん私の中で「完了!」してしまっていたときがありました。
でも、いまはまったく違います。
そんなうれしい言葉をいってくれるクライアントに対しても、
その言葉は脇におき、1週間後に
「で?やってどうでした?」と問う。
この1週間でとった行動や、
そのことによる結果に、
ものすごく興味関心をよせています。
「感動しました。」
「気づきました。」
「目から鱗です。」
「やってみたいと思います。」
どれもこれも一瞬はうれしくなる言葉ですが、
そのあと、行動に移らなければ、その言葉は、
たんなるその場しのぎの気休めの言葉に成り下がってしまうこともあるわけです。
行動してナンボ。
結果を出してナンボ。
「で?やってどうでした??」
今日もきっと・・・I・W・D!
参考: