『電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも…』

 

以前、かつての上司から薦められ

コンサルタントの一倉定氏の著書をむさぼるように読んだ時期がありました。

 

※一倉定(いちくらさだむ) 1918年―1999年3年

事業経営の成否は、社長次第で決まるという信念から、社長だけを対象に情熱的に

指導した異色の経営コンサルタント。空理空論を嫌い、徹底して現場現実主義とお客様第一主義を標榜。

社長を小学生のように叱りつけ、時には、手にしたチョークを投げつける反面、社長と悩みを共にし、

親身になって対応策を練る。まさに「社長の教祖」的存在であった。

 

インパクトありすぎな思想なので、

記憶に残っているものがいくつもあるのですが、

この言葉は、若いリーダーであった私にとっても、

であってから20年になった今では、きっと最も大切な言葉の一つになっていると思います。

 

それは、

 

____

 

『電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも社長の責任である』

 

 

「社長の責任において決定する」という意味は

「結果に対する責任は社長が負う」という意味である。

 

それだけではない。

「社長が知らないうちに起こったこと」でもすべて社長の責任なのだ。

 

会社の中では、何がどうなっていようと、

結果に対する責任はすべて社長がとらなければならないのだ。

 

***

 

人の上に立つものは、

「部下が何をしようとそれはすべて自分の責任である」

といった態度がなければ、本当の意味で人を使うことはできないのである。

部下の信頼を得ることができないからである。

 

社員というものは、社長を信頼することができない場合には働く意欲を失い、

社長がいくら気合いをかけても決してこれに応えようとはしないのである。

 

 

___ここまで。

 

出所:「一倉定の経営心得」のp44引用

 

 

私は、はじめてこの言葉に触れた時、正直

 

「電信柱は、しょーがないでしょーーー。ポストが赤いのもさぁーーーー」

 

と、嘲笑ったのを覚えています。

 

しかし、リーダーとして様々な困難や修羅場と出逢い、乗り越え、

そして、コンサルタントやコーチとして、社長や幹部と一緒に悩み、一緒に乗り越えていく体験を積むうちに

あのときの感情は、いかに、浅はかなものだったのか、を痛感しています。

 

要は、なにがあろうと、

結果を出しつづけるのが社長であって、

 

〇〇がなかったら、、、ダメだった、、、

景気が悪かったから、、、、ダメでした、、、

 

なんて言えないわけで、

一見、まったくなんの関係もない「電信柱の高さ」も「ポストが赤色である」ことも、

自分事と引き寄せて、結果を出し続けるのが社長なんだ、と。

 

同じ本も、何度読んでも面白いですよね。

 

毎回、引っかかるところが違いますし、

腑に落ち方もまったく異なります。

 

さあ、読書しよう!

 

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