私のビジネス人生において
福島県の郡山での活動は25年前から、になります。
自己紹介のところの活動履歴(https://goo.gl/W34yWu)をみても、
おそらく皆さん、不思議におもわれた方も多いかもしれませんね。
この郡山という土地で活動をする背景には、ひとつの想いからです。
2013年3月に配信したメルマガに、この想いを記しています。
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『O・G・P!!』
私は「O・G・P」という言葉を大事にしています。
O・G・Pとは、「おん・がえし・ぷろじぇくと」の頭文字。笑
私にとって、20代のハナタレコンサルタントのときは、
多くの方に迷惑をかけ、そして鍛えていただきました。
それは、会社の上司、先輩は、もちろんですが、
むしろお客様に育てていただいたといっても過言ではありません。
ここでいただいた「恩」を、30代、40代になってから、
少しづつではありますが返していきたいと思ってやってきました。
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いまでも覚えています。
私が25歳のとき、とある流通企業の店長向けに
「店舗マネジメントハンドブック」
というテキストをつくっていたときのことでした。
最初の原稿をみて、
当時の人事部門のトップのKさんがこうおっしゃいました。
「中島君がね、一生懸命つくったんだろうから、いいものだとは思う。
だけど・・・これを読む店長のことを想像したことがあるかな?
彼らは読む時間がないかもしれない。
彼らはここに書いてある横文字なんかは、理解できないかもしれない。
そんなところをもうちょっと想像してくれると、
もっといいものができるように思うけど」と。
仕事をするスタンスに、
「自分がいいと思っていること」だけでなく
「他の人にどう貢献するのか、その人にとっての付加価値とはなんだろうか?」
という視点をいれることの大切さは、おそらくこの時のKさんとのやりとりで
強く、強くインストールされました。
また、Kさんは、私に、
「とにかく、現場をみたほうがいい。現場に宝物がいっぱいある」と
当時の優秀店長や現場のパートナーさんを、たくさん逢わせてくれました。
店舗まわりをして、現場の方々とのお話は、私にとって今でも宝物です。
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Kさんとは、それからもずっと最近までお仕事をしてきました。
Kさんが退任されてからは、年に1、2回程度、お食事をする仲ではありましたが、
一年ほど前(2012年)でしょうか。お食事中に、私からKさんに、
「僕は、Kさんに恩返ししなくちゃいけないんです」と胸の内をお話すると、
Kさんに大笑いされて、低い声でこう言われました。
「僕になんかはいいよ。
中島君の周りの人たちを幸せにできれば、それが恩返し。
そして、そういうのを「恩送り」というんだよ」と。
私は多くの部下や後輩を育成する立場になりました。
私の体の中には、そうしたKさんからいただいた遺伝子がたっぷりあり、
そして、しっかりと次世代の後輩たちに継承している自分がいます。
ほんの少しだけ恩返しができているような感じがしてきたところでした。
そんなとき、昨日(2013年3月12日)、
Kさんの部下の方から久々のメールをいただきました。
なんだろう、とみてみると、大変残念なお知らせでした。
癌を患っていたKさんが先週末に亡くなったとの訃報です。
本来は、こうした内容を記載するのはふさわしくないのではないか、と悩みました。
しかし、私にとっての「恩返しプロジェクト(O・G・P)」は、Kさんなくして語れませんし、
私がこれからも人生を通じて突き進めていくプロジェクトですから、
Kさんとの「誓い」の意味を込めて載せました。
Kさん、いままで本当にありがとうございました!
Kさん、これからも見ていてください。
そして、たまにチャチャをいれてください。
これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします!
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※上記は、このメルマガで、2013年3月13日に配信したものです。
あれから7年。
私の「こころの師匠」が、いまでも
見守ってくださっていることはしっかり感じています。
しっかりしなさい!…と、
たまにあの低い声で指摘してくださっているのも感じます。
引き続き精進します。
恩返し、そして恩送りをし続けます。
そして、今日もきっと・・・I・W・D!