『360度多面評価を効果的に活用するために(1)』

 

360度多面評価。

 

部下、上司、同僚…と360度からのフィードバックを活用して、

自分自身のリーダーシップ力のバージョンアップをしていこう、とするこころみ。

多くの企業が、取り入れていらっしゃいます。

 

皆さんの会社でも、実施されていますか?

 

このメルマガは、LDP卒業生の方が多いので、

「そうそう、あのときは、ドキドキしたなぁ」

「そして、フィードバックをみて、眩暈がしたなぁ」

 

などなど。

それぞれの想い出がある方もいらっしゃると思いますし、

これから、そういうツールをつかって研修をされる企業もあるかもしれません。

 

 

私は、そういったプログラムのファシリテーターはよくしますが、

「フィードバックシートの読み込み」

「コンフロント(自分ときちんと向き合うこと)」

「アクション作成」

「継続的な自己変革支援」…

 のプロセスを経て、見違えるほど成長された方を何人もみてきました。

 

しかし、一方、残念ながら

 

<なかなか行動に移せない>、

<なかなか定着しない>

 

という方がいらっしゃいます。

 

その差はなんなのか?

 

いつくかあるのですが、

 

「課題選択」「コミット」、

「具体化」「繋がり」、

 「ベイビーステップ」「見える化」「ご褒美」

 

の7つポイントをご紹介したいと思います。

 

 

 ※今日は、まず「課題選択」、「コミット」です。

 

 

 ※※※※「課題選択」の際の落とし穴※※※※

 

 

多面評価などの診断結果から、目標やアクションに落とし込む際に、

このような傾向がある方がいらっしゃいます。

 

それは、

<複数の部下から指摘をされているにも関わらず、そこに対する記載がない方>です。

 

 「もっと、声かけて…」「もっと、任せて…」「もっと、褒めて…」

 「もっと現場の声をきいて…」「もっと大きな視点から…」「もっと厳しさを…」

 「思いつきはやめて…」「もっと優先順位を決めて…」 など

 

部下からのアンケート結果をみると、そうした声がならんでいるにも関わらず、

今回の自らの課題やアクションには、その記載がない方がいらっしゃいます。

 

もちろん、ワークショップで議論した結果、今回は<意図的に>見送っている…

という理由ならば問題はありません。

 

一方、心配なのは、<無意識に>避けてしまったり、

ご自身のアンテナが立っていないため、素通りしてしまっているケースでもあります。

そんなときは、プロコーチから指摘してもらったり、

バディを組んだ同僚から問いかけが有効です。

 

「なんで、抜けてるの?」って。(明るくね!詰めちゃいけません 笑)

 

課題として選択する際に、

意図的に取り上げないのか、もしくは、無意識に取り上げていないものなのか、

確認してみましょう。

 

 

 ※※※※「コミット」の際の落とし穴※※※※

 

自らの関心のあるところについては、出来ていると思いますが、

むしろできていないと指摘されたところは、

そもそも、<苦手>だったり、<興味や関心がない>ところ、

つまり価値を置いていなかったところが多かったのではないでしょうか。

 

そのため、今回、もし目標に掲げてみたとしても、

掲げただけではなかなか手が付けられない場合は、実に多いものです。笑

 

まだその項目に<苦手意識があったり>、<心の底ではそこまでやるの?と実は思っている>、とか、

そういったメンタルブロックが貼られていると、なかなか行動に移せないでしょう。

 

「それをすることによる、メリットはなにがあるのか?」

「それをしないことによる、デメリットはなにがあるのか?」

「その行動をこれまでにとってしまってきていた背景はなにか?」

「新たな行動を一歩踏み出せないのは、どんなメンタルブロックからくるのか?」

「もし乗り越えられたとしたら、どのような成長が手に入るだろうか?」

「そのメリットは、部下にとってのメリット、組織にとってのメリット、

  そして、自分にとってのメリットはなんだろうか?」

 

  を一度、じっくりと考えてみることをお勧めします。

 

コミットを高めきれていないものは、

三か月後にも、手つかずになってしまうことが多いものです。

覚悟を決めてやる意義のあるものだ、と意味づけをしていきましょう。

 ______________________

 

いかがでしたか?

 

<なかなか行動に移せない>

 

といった体験のおありの方は、もう一度チェック。

 

明日は、「具体化」、「繋がり」です。

 

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