『命綱を複数用意する ~隷属化からの解放』


今週は、この本
『ビジネスパーソンが介護離職を
   してはいけないこれだけの理由』
 https://amzn.to/3iJqbv5

と、妻の入院による10日間完全主夫体験
(昨日のメルマガにも記載しましたが、
 妻のリハビリが必要なので、主夫は予定通り継続して
 いっそ30日チャレンジして、定着させ、
 私の「生き方・あり方」に昇華させ中です!(笑))

から、多くの気づきと、視点のシフトが起きました。

この本を書って読まれた方からの感想文にもあったのですが、
私はここの部分が刺さりました。

『自立とは、誰にも頼ることなく生きられる状態
 のことではありません。これが人間を不幸にする決定的な
 誤解です。真の自立とは、その人が依存する先が分散
 されており、ただ一つの依存先に隷属(奴隷化)している
 状態から自由であることです。
 自立が進んでおらず、ただ、一つの依存先しかないと
 個人は依存先にに対する交渉力を失います。
 交渉力を失うと、相手に隷属することになってしまいます
 結果として、自分の人生のあり方を自分で選択することが
 できなくなるわけです。(p1引用)』

『子供は、自分の衣食住を支配する親に遠慮をして
 自分の意思を通せなかったこともあったでしょう。(p2引用)』

『収入源がただ一つの勤務先に依存しているということは
 隷属に近いとも言えます。(p3引用)』

『優れた介護においては、要介護者は、
 この人がいないと死んでしまうという状態、
 すなわち特定の人への過度な依存が
 上手に避けられています。(p5引用)』

『あなたは、親に介護が必要なとき、
 親のことを大切に思う気持ちから
 「介護のすべてを自分がやってあげたい」
 と思うかもしれません。しかしそれは、
 親からすれば、あなたがいなければ生きて行けない
 とう、ただ一人の人間への依存と隷属につながります。
   (p5引用)』

****

これらを読んでいると、
ああ、企業内でも隷属があるかもしれない
、、、と思うのです。

例えば、
上司と部下との1on1ミーティング(コーチング)
これも、上手くいっているならばよいのですが、
巷では、問題も多いようです。

それは、上司がこの場で、部下を問い詰めてしまって
部下が逃げ場を失い隷属化してしまっているケース。
しかも、最近は、オンラインという密室でおこなわれていて、
問題にもなっています。

ですから、
「上司と部下」といった唯一な関係で
とどめるのではなく

「ナナメ上の先輩と部下」、とか
「部下同士」とか。
もしくは他社とのリーダとの「交流」とか。

命綱をいくつも用意しておくことは、
隷属化を避けるためには、とても重要なことなのです。

また、私は以前からいくつかの異なる
コミュニティに属することを推奨しています。

会社の限られた、
もしくは閉ざされたコミュニティの中だけで、
生活をしていると、まさに隷属化していきます。

あるリーダーからのお話し。

前職の職場の人間関係はギスギスしていて
心地よい環境ではなかったのですが、
なにせ田舎で、仕事場以外で知り合いをつくる機会が
なかなかありません。

職場というコミュニティが
自分の人生のほぼ全てのコミュニティになってしまい、
このままだとヤバイと感じていました。

そんな時、たまたま通りすがりの
車窓から見つけた「料理教室」の文字。
料理にそんなに興味があるわけでもなかったのですが、
誘われるままに料理教室に入り、
週末はそこで料理教室に参加していました。

そこで知り合う人は全く業種が違う人ばかりで
(学校の教員、会社員、自衛隊、県職員、研究者・・・)、
あれよあれよという間に知り合いが増え、
出来もしないテニスサークルに誘われたりと、
かなり人間関係の幅が広がりました。

思えば、料理教室を起点に
人脈?の分散ができていたのだと思います。

もし、あの時料理教室の看板を見つけずに
あの職場研に引きこもっていたら、
間違いなくヤラれていたと思います。

当時はあっちこっちのコミュニティに顔をだして、
気分転換をしていました。

***

命綱を複数用意する。
これ、本当におススメです。
命綱が一本だと、、、、
その一本に依存してしまうから。

そうそう。
このメルマガでもおススメしているコミュニティ
トランジションマネジメントも
その一つかもしれませんね。

もし迷っている方は、NTP!
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