『好きなことのそばに、そっと置く』

いま、過去のメルマガを整理していたら、
なんと、懐かしいネタがありまして。

2015年3月24日に配信されたNo301なのですが、
現在は、大学四年生になろうとしている息子が
中二だったときのお話し。

あああ、いろいろ頑張ってんな―、
お父さん(じぶん)!(笑)

でも、これ、いろいろなところで
参考になるヒントがありそうなので、
シェアしますね。

***以下、本文。当時のまま***

『好きなことのそばに、そっと置く』

うちの中二の息子は、文房具が大好きです。
ちょっと、オタクといっていいほど、詳しいです。苦笑

特に万年筆でなにかを書いている時は、
悦にいる顔は…いっちゃっています。

なので、年始にちょっと試してみたんです。
僕がいろいろなビジネスパーソンにお薦めしている10年日記。
息子にも進めてみようかな…、と。

ただ、いつもの彼は、親のいうことは、
まあー、聞かない。聞かない。(中二ですから…笑)

服装にしても、髪型にしても、食べ物にしても、
本人のこだわりがあって、親のすゝめなど
聞かない、聞かない。

しかも、なかなかな面倒くさがりな男なので、
毎日書くような日記などは、普通に考えても、とうてい無理かな…、と。

ただ、万年筆は好きなのはわかっていたので、
ダメ元でこう口説いたのです。

「せっかくのお気に入りの万年筆も、
 しっかりと書き残すノートなんかがないともったいなくね?
 お父さんが書いているような10年日記は続かないともったいないけど、
 どうやら5年日記とか、3年日記とか、というのもあるらしいけど、興味ある?」

と、押し付けるのでもなく、でも、彼の興味のど真ん中に提案をしていく。笑
もちろん装丁も、ちょっとかっこいい奴を目の前においたら…

あっけなく「OK!」
しかも、これまでに見たこともないほどの前のめり! 笑

え”ーーーーーーー
(心の中で。声だしたら、おそらくまずいので(笑))

私も妻も、いつもの彼とはまったく異なる意思決定の素直さに、唖然としました。

そして、あれから3か月が経とうとしていますが、
なんと、一日も欠かさず書いているのです。しかも、びっしりと。

あのぐうたら息子が、一日を振り返って、
いっちょまえに反省とか自分の課題とか書いているらしく…。

好きなことって、偉大だ…。笑


因みに、この体験で、味をしめた私は、次なる作戦も成功しています。
それは、こんなこと。

テニス好きな彼は、マイケルチャンや錦織圭選手のビデオは食入るようにみています。
また、熱血の松岡修造がでているテレビなどは、「わらけるー」と言いながらも
一言ひとことに、影響をかなり受けています。

ならば…これだ!
ということで、いま、売れに売れているこれを買いました。
「日めくり、まいにち、修造!」カレンダー。笑

熱(くるし?)い男、松岡修造が、これまたいい言葉を毎日、
食卓の私たちに喝をいれてくれるのです。笑

すると、不思議。
これまで格言めいたことを私がいっても、どうも流されている感じがあったのですが、
修造さんからの一言は、いちいち、彼に突き刺さっています。笑

うーん…
好きなことって、偉大だ…。苦笑

好きなことのそばにそっと置いておく。
そんな姑息(?)な技が、結構、効くもんなんだな…
と痛感させられる毎日です。

子どもに育てられますよね。おやおや。

今日もきっと・・・I・W・D!