『内側に流れる言葉』

 

 

 

ここ最近、本を書かれている方にお逢いしたり、

食事をさせていただいたりする機会が何回かあり…。

できるかぎり著者の方には聞くようにしてます。

 

<どうすれば、そんなに本を書けるんですか?>と。

 

この方は、年に10冊くらいのペース。

すでに数十冊を上梓していて、トータルで100万部をゆうに超えている方です。

おそらく皆さんのご自宅の書棚にも、その方の本があるかもしれません。

 

かたや、私といったら、共著では何冊かありますが、単独では2008年に一冊。

これを書き上げるまでに、うだうだと6年くらいかかってしまって、

書き上げたときには、事例が一部古くなって書き直し…。泣

 

編集者の方にも多大な迷惑をおかけしたものでした。

そして、それが出てから、また6年…。

2014年になってしまいました。(…ハレー彗星かっ!!笑)

 

その方は、こう答えたんです。

「自分が出来ていないから、書けるんですよ」と。

 

一瞬、耳を疑いました。

<ん?…出来ているから、ではなく、出来ていないから…??>

 

「自分が出来ていないから、そこにアンテナがたって、興味をもって書けるんですよ。

ぼくも悩んでいるんです、苦労しているんです、で、こんな方法がいいみたいですよ。

それを一緒にやっていきましょうよ、というスタンスで書いているだけですよ」と。

 

私にとっては、衝撃でした。

普通、やっていることを書くんじゃないのか?

出来ていることを、書くのではないのか??

 

これまで、

言っていることとやっていることが違う人に強い嫌悪感をもっていた私は、

その言葉で目眩がしました。

 

<ああ、こういう人がいるんだ…>と。

 

そのあと、何人もの著者にあって、話をきくと、なんとも同じ似たような発想。

そして、こういう話もお聞きできました。

 

「自分も一冊書いて、書けなくなったんだ。

その時、ある著者に<なぜ、本を書くのか?>ときいてみたら、その人は、

<悩んでいる人、困っている人を助けたいからでしょ!>といったんだ。

そして、<書くネタが少しでもあるならば、いち早く出して助けなきゃ!

助けられずにいつ自分が死ぬか、わからないんだよ!>と。

 

それからというもの、自分の本に対する思いがガラッと変わったよね…。」と。

 

「本という手段は、まだ見ぬ、多くの人にリーチ出来るんだよ。

僕の知らない人も、実は、この一冊で助かっている可能性もある。

それってすごいよね。もちろん、読んで、変われる人はごく一部かもしれない。

それは、1割もいないかも。もしかしらた、5%かも。

でも、その変われる可能性が5%と一定ならば、2万部、売れるよりも、10万部。

10万部よりも50万部。50万部よりも100万部だろう、

とおもったわけなんですよ。助けなきゃ!って。」

 

そして、彼らが共通していう言葉は、

「その本で幸せになる人がどのくらい増えるか、だよね。」

 

 

そこで、痛感したのです。

 

<ああ、彼らが違うのではなく、自分が違ったんだ…>と。

 

彼らの内側に流れる言葉は、僕のそれとはまったく違った。

 

 

…いいものを書こう。

…みんなが納得のいくものを書かなくっちゃ。

…誰かが書いているものは物真似だ。

…自分独自なものを書かなくっちゃ。

 

そんな言葉が内側に流れていると、どうも、ペンがとまります。

でも、彼らは違うんです。

 

「ねえねえ、きいて。いい方法を体験してみたら、すごくよかったから試してみて。どう?」

 

幸せをシェアしているようなスタンス。

 

内側に流れる言葉が違うと、こうも行動が変わるのか…と実感をしました。

皆さんの内側で流れる言葉、なんでしょう?

 

耳を澄ましてみてください。

そして、その言葉によって行動が起こせないならば、ちょっと眺めてみてください。

動けている人を。そして、想像してみてください。

彼らの体の中で、どんな言葉が流れているのかを。

 

想像してもわからないときには、直接、聞いてみてもいいかもしれませんね。

きっと、思いもよらぬ言葉が流れているはず。

 

ぜひ!!

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