『残された武器で、勝負する』

 

昨日のメルマガ

 

何も無くなったとき、それは現れる

 

 

には、多くの方からの反響をいただきました。

 

「ただただ感動しましたので思わず返信しました。

 本当に凄いと思います。気持ちの持ちようでここまで人間が変わるのだと

 目の前で人体試験を見せられた気分です。…しかもかなり酷なやつ 笑」

 

「中島さんのRUNヒストリーを見てると、自分もウルトラ走れちゃう(歩ける!?)のでは?

 と思ってしまいます。魔法の掛け方、ほんと上手ですね^^

 ウルトラまで考えてないですが、○○+ビールのイベントには魅力を感じてますので

 関西支部ピヨピヨメンバー参加したいでーす!」

 

などなど(笑)

 

しばらく、ウルトラマラソンネタが続きます、、、(笑)

 

***

 

南房総みちくさウルトラマラソンには、

メルマガ読者5名で参加しました。

 

うち3名はまだ日が落ちる前にゴールしていますが、

私とAさんは、日が落ちた真っ暗な中、一緒にゴール。

 

同一267位。

 

実は、完走したのは、270名ということですから

私たちの後ろには、2名しかいなかったのです。

 

ではこの二人になに起きていたのか、、、。

 

***

 

Aさんは、私と一緒に走り始めた第一期ぴよぴよ隊。

 

神宮外苑からはじまって、

谷根千ラン、浅草ラン、北千住ラン、埼玉縦断ラン

あげたらきりがありません。

 

皇居も、きっと一緒に何周したかわかりません。

 

一緒に練習をして、励ましあい、

 

「ちばアクアライン ハーフマラソン」をともに完走!

 

そして、フルマラソンは、

Aさんと私は、別の大会ではありましたが、2月17日に共に完走!

 

共に戦ってきた仲間です。

 

そんな二人が、今回、ウルトラマラソンに初挑戦をしたわけですが、

なんと、なんのいたずらなのか、

(原因、故障箇所は異なりますが)

共に、15キロ付近で走れなくなってしまったわけです。

 

...ああ、ここでも一緒か。(笑)

 

 

辛い状況だったのは、

昨日のメルマガをお読みいただければおわかりの通り。

 

辛くて、痛くて、とても走れる状況ではないのですが、

二人に残された武器には、ちょっと違いがありました。

 

Aさんの武器(強み)は、

・モチベーションがはいると、ぴゅーんと走れる

・いままでの練習でも、調子がはいると、兎のように跳んでいってしまえるのが強み。

 

そして、今回も私とちがって、まだ走れる。早い。

でも、痛いので長くは走れない。

歩いてしまうと遅い。

 

そんな状態でした。

 

一方、私に残された武器(強み)は、

・走ることはできないが、新型歩法があみ出されていた

・これまでの練習では、いつも「Aさんが前。私が後ろ」だったので、

 この体制だと安心感がある。

 

逆に、私が前にでてしまうと、私が後ろを(ついてきているか)気にしてしまい

加減してしまうので、自然と速度が遅くなる。

 

 

そんな二人の武器や、逆に弱みを勘案したときに、

残された武器をどう組み合わせると、最大化できるのか、考えました。

 

しかも、かなり、結構、真剣に!(笑)

 

そして、私からAさんに提案したんです。

 

「いま、俺、この歩き方ならば、どうにかこうにか歩いていける。

 で、いま、計算したんだけど、

 この調子でいくと、なんとか、18時30分にはゴールできるんだよ。

 

 だから、こうしよう。

 

 俺がペーサーになるよ。

 

 Aは、俺に抜かされないように、とにかく前をいって!

 走っても、休んでも、なんでもいいから、とにかく俺の前にいって!

 俺の前だったら、絶対に制限時間内だから。

 俺に抜かされたらゲーム終了。

 

 追い付かれないように。逃げればいいの。

 

 で、計算によると、

 あと三つのエイドがあるけど、全部行ってしまったら、間に合わない。

 なので、最後のアイスだけは食べたいじゃん。

 二つ抜かして、最後のエイドで待っていて!

 必ずいくから。」

 

 

Aは「うん、わかった!」といったあと、

兎のように、ぴゅーーーーーーんと駆け抜けていって、

もう、はるかかなたまでいってしまいました。

 

「あはは、、、、すげぇ、想定通りじゃんか。

 しかも、完全に俺を置いていったな。。。(笑)」

 

でも、予想通り、ちょっとしたら休んでいて、だんだん距離を縮まってくる。

でも、私の姿を確認すると、また、ぴゅーんと逃げていく。

まるで追いかけっこ。

 

Aは逃げる。

私は、その距離をとにかく縮める捕まようとする。

 

そんな感じで、

とてもシンプルでわかりやすいゲームにして、すすめていきました。

 

もし仮に、お互いが横に並んで一緒に歩いていたら、お互いに甘える可能性があって

とてもとても、このハードルを越えることはできなかったと思います。

 

いま目の前に残された武器を

どう組み合わせると、最大化することができるのか…

 

それを可能にするのは、

お互いの強み、弱みを、普段から深く理解していないと

できなかったことかと思います。

 

組織、チーム運営にも使える内容かな、と思いました。

 

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