『行き先を握る』


とある水泳教室でのコーチと生徒との実際にあった笑い話。

水泳教室に通っていた女の子Aちゃんは、センスもよく、タイムもいい。
コーチは<この子はいける!もっといける!!>と思ったのでしょう。
他の子供たちにも熱い指導はしていたものの、
Aちゃんには、ついつい少し厳しめの口調になっていました。

たまりかねたAちゃんは、コーチに聞くのです。
「コーチ…。なんで私はみんなよりも、いいタイムとか出しているのに、
 コーチは私には厳しいんですか?おかしくないですか?」と。

すると、コーチは、
「なに甘いこといってんだ!!(松岡修造風 笑)
 お前は、もっと頑張れば、ジュニアオリンピックに絶対にいけるんだよ!!
 だから……(Aちゃんへの叱咤激励が延々と続くので…省略)」

すると、Aちゃんは、途中で話をさえぎるように、
「…あのぅ…コーチ。わたし、泳ぐの趣味でやってるんでぇ…、別に…」

ちゃんちゃん…苦笑

実際にあった笑い話ですが、職場でも起きていませんか?
あなたが部下に、いろいろ期待していること、あると思うのです。
もちろん、その期待と現実とにギャップがあって、不満や指摘したいことが
山ほどあると思うんです。

でも、その不満や指摘を<あること>をしないで、いきなりぶつけてしまっては、
この笑い話のようになってしまうのです。
本人に対してフィードバックするために、まずする<あること>とは…。

それは…ちゃんと<行き先>を握ること。

ちゃんと、行き先を握っていない相手に対してのフィードバックは入りません。
逃げてしまうかもしれないし、いなされるかもしれません。
わけわかんなーい、という顔をされるかもしれませんし。
僕はそんなこをする気はありませんし、と開き直られるかもしれません。

やっぱり、ちゃんと行き先を握ること。

だって、そうですよね。
自動車のカーナビだって、目標地を入力したら、
<このままいって!>とか、
<あ、ちょっと道が間違っているよぉー!>とか、
フィードバックが起きるわけですから。

いかがですか?
皆さんの熱い思い、思うだけでなく、ちゃんと部下に伝わっていますか?
そして、ちゃんと、行き先、部下と握っていますか??
行き先を握っていなければ、ドライブは始まりませんよ。

確認してみてください。
今日もきっと・・・I・W・D!

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