『表裏のある人、裏表のある企業』


いい、わるい、は別として、
FacebookなどのSNSを頑なに拒んだり、敬遠している人がいます。
また、取り組んでいても、次第にそれ自体に影響を受けてしまい、
「SNS疲れ」になっている人も多くいます。

今週の月曜日、会食をしているときに、ある方が面白い情報を教えてくれました。

「SNSを敬遠する人は、表裏のある人だ」

その方の友人が<SNSの勉強会に参加したときに聞いて、なるほど…と思った>…とのこと。
<自分もそうだった。でも全てをオープンにできるようになったら、
SNSもとても楽しくなったし、人生も軽やかに楽しめるようになった>…とのこと。

そのお話。私も、聞いた瞬間に、こころから激しく共感しました。笑

私もここ十数年間、GREEからはじまり、mixi、そしてツイッター
そしてFacebookなどといったSNSを一通りかじって、体験してきました。
しかし、やはりそこには、先ほどあげたような「SNS疲れ」を感じる瞬間は何度も訪れました。

正直、<見せたい自分>と<見せたくない自分>を、
自分でコントロールしようと思っていたときはかなりしんどく、
そして、苦痛をともなうものだったように感じます。

<この内容は、ここで書いて。でも、この内容は、ここでは伏せよう…>
<自分のここの部分は、こう見せて。でも、ここは書かずに隠しておこう…>
<でも…書いている内容と、本当の自分とのギャップを感じる…>

はっきりいって、…つらいですわね。苦笑

インテグリティという言葉があります。
なかなか日本語訳として難しいのですが、誠実であり、正直であり、統合され、一貫性がある、ということ。
要は、『言うこと』と『行うこと』が一貫し、そこにぶれが無い、ということ。

「SNSを敬遠する人は、表裏のある人だ」

と言う先のお話は、そこをうまく表現しているように感じます。

ここ最近、私は、<私自身の知識や考えを、包み隠さずに表現しよう>と心に決めた瞬間から、
何かから解き放たれる感じで、ものすごくエネルギーが高まっているのが自分でもわかります。

なにかに閉ざされた感じでなく、開いた感じ。
自らが勝手に自分に課した制限というものから、解き放たれる感じ。

そういう意味でいくと、企業も、いま、インテグリティを問われているように感じます。
昔は、メディアも限られていましたから、<見せたい企業像>、そして<隠しておきたい実態>。
これをうまく、コントロールできた時代だったのかと思います。

しかし、いまやネットの時代ですから、発信源はどこにでもいます。
そして、一度、悪い評判がたちはじめると、もう止められないわけです。
隠しておきたいことも、すぐさま、白昼の下にさらされて一気に叩かれる対象となってしまうのです。
この時代の流れは、どうにも止めようがありません。

ですから、
<いま、こういう時代が悪い>
<SNSなんて、やらないほうがいい>
<社員がそういうところに投稿しないように社内のルールを作ろう>

といった形で、情報を統制しようにも、それは無理なお話だということです。
ですから、むしろ、今、企業に求められているのは、インテグリティ。

もし隠したい実態が会社の中にあるとするならば、
隠すのではなく、向き合い改善していくこと。
それだけです。

企業が宣言していることが、リップサービスだけで終わることを世間は許しません。
それができていないと、約束違反、公約違反として捉えられ、
<インテグリティ(誠実さ・正直・統合性・一貫性)の無い会社>とみなすようになってきていて、
そここそが叩きやすいネタになるのですから。

どうせ、いずれ、明るみに出でしまうのですから、
表裏のない会社にしていきましょう。

隠すのではなく、向き合い改善していくこと
ただ、それだけ…ですよね。

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