『池をかえるか?池をかえるか?』


「いまのプロジェクト、最悪です!」「にごりきった池です!」

閉塞感と無力感の中、不平不満がつのったときに吐き出す言葉です。
私もいままで、そういった場面に何回か、出くわしました。
配属された部署だったり、配属されたプロジェクトだったり。

なんであのリーダーはこういう進め方をするんだ?
現場の意見もいかずに、勝手に方向きめんなよ!
ちょこちょこ方向変えると、成果が出ねえじゃねえか!
今度のリーダーは、リスク感覚ねえな?

   …うだうだと

そして、挙句の果てには、

「やってらんねぇー、よなぁ・・・・ったくよ」

若かりし中島君も、
ありとあらゆる理由をつけて、同僚とぶつぶつ不平不満をいっていたときもあります。

私はこれまでプロフェッショナルファームしか経験ありませんから、
かちっとした組織に所属した経験はなく、いつも何本ものプロジェクトに同時にアサインされ、アメーバのように柔軟な組織におり、プロジェクト本数分のリーダーに仕えてきました。

そういった環境でしたので、仕えてきたリーダーが多く、いろいろなスタイルと出逢えました。そうした比較対象があるために、ついつい、イケてないリーダーに対しては、批判する技術が身についてしまっていました。苦笑
…いまから思うと、そうでもしないと、本当にストレスフルだったので、ある意味、生き残るすべだったのかもしれませんが。

ただ、そんなときに、コーヒー片手にふらっとやってきた尊敬するメンターが、私たちの発言をきくやいなや、笑いながら、こういいました。

「お前らさ、気持ちもわかるんだけど…。うーん…。
 まあ、そういうときは、池をかえるか?池をかえるか?だよ」

と。

一瞬、私たちは、ん??…と、意味がわかりませんでした。
その困惑したさまをみて、メンターはあわてて、言葉を補完してくれました。

「ああ、わるい、わるい。
 池を変えるのか?池を替えるのか?という意味だよ。

 だってさぁ、こんな不満をいっていたって始まらないだろ?
 だったらお前らがそのプロジェクトに変革をおこして、
    池の中身を変えていくのもよし、
 それでもだめなら、もうチームから外してください、って言って、
 そのにごりきった池から飛び出して、違う池に飛び込んでもいい。
 もちろん、このまま、いまみたいに、うじうじ言い続けていてもいい。笑

 いずれにしても、いまの自分を選んでいるのは、自分なんだから。
 ちょっと考えてみたらどう? 」

いまの自分を選んでいるのは、自分。
ものすごく衝撃的な考え方、でした。

そして、その選んだ先に、未来がある。
そう、未来の自分を選んでいるのも、自分。
そう考えるようになってからは、すこし変わってきたように思います。

皆さん、いかがですか?
問いかけてみてください。

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