『相手のよかれ？自分のよかれ？』

都内某所に、私のよくいく、おいしいおばんざいやさんがあります。
そこは、明るい女将のもとに、多くの経営者やリーダーたちが
わざわざ叱咤（激励）をうけに、通ってしまうところ。笑
一見として入るのは、なかなか勇気がいるのですが、はいってしまえばホッとする空間。
私もある方に連れて行っていただいてから早３年弱。
いまは月に二回くらいですが、おそらくこれまでに三ケタは行っているでしょう。笑

僕も恩送りということで、
これまで何人もそこに友人や後輩を連れて行っているのですが、
女将さんがたまにこうボヤキます。

「あー、もう暇で暇で、閑古鳥が鳴いちゃっているわよー」と。
（※実際は、そんなに空いていませんけどね。補足情報まで　笑）

なので、私は、
「いや、ここは秘密基地だから、なかなか、変な人はつれてこられないでしょ」と。

すると。
「ったく、秘密基地、秘密基地っていってるから、閑古鳥になっちゃうのよ。
　選ぶのはわたし。そんな気をまわさなくっていいの」とぴしゃり！

なーーーるーーーほーーーどーーー。

この女将にどんなにお世話になったかわかりません。
そして、このお店で出逢った、さまざまな業種業界の人生の達人からのお話。
それは、それは、面白く。彼らの哲学や修羅場の話や遊びの話は、すべてが学びであり、
人生の幅が３センチくらいだった私も、２０センチくらいにはなりました。
（まだ、２０センチかよ！！笑）

それなのに・・・

この人には合うかな、このお店。
この人はいけそうかな。
この人は出入り禁止になりそう…だからよしとこう。

と、勝手にフィルターつくって、
よかれと思ってやっていたのですが、
それは、どうやら女将にとっては余計なこと。

なんか新鮮でした。

良かれと思ってやっていたことは、
相手の良かれではなく、僕のなにかを守るための良かれ…。

また、一枚、ついていたものが、
ポロリと落ちました

それを体験してからというもの、自分の行動が変わりました。
これまでは、読んだ本で<これはいいな！>と思っても
ニックネームでアマゾンの書評に書きこむぐらいでした。
でも、最近は、Facebookで自分の繋がっている人たちに本のタイトルも書評も公開しています。

みんながどうおもうかな…
自分がこう思っている、なんていうのが皆と違ったらどうしよう…

そんな気持ちも過去のもの。
いい、と思ったことは、とにかく紹介して、あとはそれを選択するのは
私ではなく、その人。
その人の選択権も、あれこれ考えるのは余計なお世話で、もうよそう。

そう思うと、シェアな気持ちが加速します。
美味しいお店も、映画の情報でもいいでしょう。
おもしろい体験をしたり、おもしろい話をきいたり、
いいものあったら、すぐにシェア。

溜めこむことなく、そして、ひとりでがめることもなく、
とにもかくにも、幸せのおすそわけ。

皆で、分かち合って、譲り合って、皆で笑っていた方がどんなにいいか。
最近は、こころの底からそう思います。

みなさんも、シェアするネタ、ありますよね？
独り占めしている場合ではありませんよ！！

さあ！ドキドキしちゃうね、
今日もきっと・・・Ｉ・Ｗ・Ｄ！