『コミットメントチェック』

 

前職では、私も役職柄、

部下の提案や要求をうけることが多かったのですが、

なんだか、その提案や要求が、

 

「おいおい、お前、本当にやりたいのか?」と

いうときがありました。笑

 

おそらく皆さんも部下のコミットメントチェックをいろいろな形でされているでしょう。

 

私がコミットメントチェックで必ずやることは、

提案に対して、否定的な質問をわざとする、ということ。

 

本気でやりたい、と思っている部下は、この質問にはびくともしません。

やりたいこと、メリット、条件の摺合せ…などを追加で提案してくるときは、合格!

 

でも、中には…、否定したことに「ですよねー」とこちらに同調する部下もいる。

「おいおい、予算をもぎ取ろうとするときに、同調してどうする?」ってね。不合格!!

 

 

また、問いかけを、大きな部分だけでなく、

細かい部分への問いかけをしていくと、大きく分かれます。

 

本気でやりたい、と思っている部下は、

大概の質問に対しては、なんなく答えられます。

 

もう既に自分の中でシミュレーションをしまくって来ていますから、

実に、ビジョンが明確で、鮮明で、カラーで、動画になっています。

聞いている方も、「ああ、そういう展開になっていくのね!」と安心と共感ができます。

 

 

でも、本気でない部下は、表面的です。

ちょっと深堀すると

 

「えっと…、それについては…ちょっと考えてきます」となる。

「本気だったらもうちょい考えてこいや!」と、不合格!!

 

 

そして、多くのリーダーからきいた、見分け方で一番多いのが、

その部下の顔や態度をみて、その「覚悟の入れ方」で決める、ということ。

 

「内容なんてだいたいよくできているもの。

 あとの差は、そいつの本気具合。

 そう、覚悟を決めている顔つきかどうか、だよ」と。

 

 

私は以前、システム部門の担当役員もしていました。

当時の上司に一千万を超えるシステム構築について提案をしにいきました。

システムについては、私もはっきりいって詳しくはありません。

でも、その投資で成し遂げたいことがあったのです。

 

やりとりは、最初っから否定的でした。

 

「…意味ないんじゃないの?」

「…できないでしょ?」

 

しかし、何度も何度も、投資するメリットをお伝えし、理解を求めました。

粘り強く打診したものの、なかなか動かなかったものですから、

私も業を煮やし、次のセリフをいった瞬間から、展開が急激にかわったのです。

 

「すみません。

 僕が自腹で払いますから、進めてもよろしいでしょうか?」

 

 

今思うとなんとも青くさい迫り方ですし、

考え方によっては脅迫に近かったアプローチです。

でも、その「覚悟」は伝わったのかもしれません。

 

皆さんの部下は、「覚悟」を決めていますか?

そうそう、その前に、皆さん自身は、「覚悟」を決めていますか?

 

いつでも逃げ出してしまいそうな上司には、

決して部下はついていきません。

 

コミットメントチェックをしてみましょう!

 

そして、やりたいこと、やっていきましょうよ!!

そう、「やらせてください!!」って。

その目つき、顔つき、が、事態をかえていくかもしれません。

 

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