2015年

6月

30日

『利益はうんこ』

昨日に引き続き、収益、利益、についてです。

想えば、先週、クラインととのお話でもこの話はよく出ました。

2015年1月に配信したものですが、

半年に一回は改めて心に刻みたい大切なお話。


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     『利益はうんこ』

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新しい年や新しいスタートを迎えて、

私たちは目標を設定したり、掲げたりします。


私も、自分の会社の目標を設定するわけですが、

ともすると、売上はこう、利益はこう…と、

見えやすい数字を扱い始めている自分がいます。


しかし、そんなときは、この言葉を思い出します。


「利益はうんこ」


あまりに有名な言葉なので、御存じな方も多いかと思いますが

伊那食品工業の塚越寛会長の言葉です。


「私たちは普段の生活で食事をします。

 その時に、うんこの量を最大にしようなんて考えないでしょ。

 食事は健康に暮らすためのエネルギー摂取。

 稼いだお金も隅々に栄養として廻して、その残りが利益なんです。

 利益はあくまで残りカスであって、それを最大にしようなんて考えるものではない。

 利益は健康な会社の企業活動によって生じるウンチなんだと思います」


ずいぶん前に、カンブリア宮殿で取り上げられたとき、私にとっては衝撃でした。

今でも忘れられませんし、ついつい軸がぶれそうになったときの、指針となる言葉です。


たまにいますものね…。

「おい、お前、うんこだせ!」「もっといいうんこをだせ!」と吠え、叫び続ける経営者が。

身体はボロボロなのに「今年も最高のうんこが、だせたぜ!」とニンマリしている経営者が。


みなさんの会社、だじょうぶですか?

あなたの考え方、だいじょうぶですか?


すいませんね。

朝から、うんこ!うんこ!!と…。笑

でも、このことはとっても重要なことだとおもっているので。


今日もきっと・・・I・W・D!

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2015年

6月

29日

『プロフェッショナルが掲げてはいけない目標とは?』

週末、海外の企業に転職をすることの決まったパパ友とのサシ飲み壮行会。

 

仕事の話とか、生き方の話とか…いろいろ。

 

彼は、僕が独立したてのときの僕の発した言葉なども覚えてくれていて、

当時を客観的に思い出すことができました。

 

「ああ、熱いこと語っていたな…」

「いまもその熱さはあまり変わらないし、むしろ強化されているな…」

そして、「あれからもうすぐで3年経とうとしているんだな…」、と。

 

その当時、どんな発信をしていたか、自分でもちょっと気になり、

過去2013年7月に僕がFacebookにて発信している内容を見直しました。

 

なるほど…変わっていない!笑

信じているし、信じてきたよかった!!

 

では、本日のメルマガです!

※2013年7月時点での内容、そのままです。

 

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『プロフェッショナルが掲げてはいけない目標とは?』

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「プロフェッショナル・ファームは、

 収益面の目標は掲げてはいけないんだよ!」

 

人生の大先輩との会食。

 

彼もプロフェッショナル・ファームの世界で生き抜いてきた人間で、

いまも著名トップコンサルタントの一人。

 

お酒が進むうちに、かなり深い哲学に触れることができ、

そして、彼が運営しているファームでの経営方針に触れることができました。

 

驚くことに、冒頭の彼の発言は、

まさに僕が信じていることと全く同じだったので、そうと伝えると、

実はなんと二人とも「同じ本」の「同じページ」の「同じフレーズ」に感銘をうけていたことが判明。笑

 

その本は、

マッキンゼーをつくった男 マービン・バウワー 

       ~これぞプロフェッショナルの神髄~」で、

 

どんな箇所かと言うと、ここの写真の部分。

(本日、書斎にあった本をもう一回見開いてみました。)

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2015年

6月

26日

『自分と役割の間に適切な距離』


人は、いろいろな役割をもって生きています。


例えば、


どんなに大人になっても、親の前では「子供」という役割を。

結婚されているのであれば、「夫」や「妻」という役割を。

お子さんがいらっしゃるのならば、「親」「お父さん」「お母さん」であり、

会社にいけば、「課長」だったり、「執行役員」だったり、「社長」だったり。


…どれも「役割」。



人はさまざまな関わりを同時にもっていて、さまざまな「役割」を演じています。

それも、ごくごく、自然に。


しかし、ときに、その「役割」を長年演じていると、

その「役割」こそが「自分」だ、と勘違いしてしまう人がいます。



例えば、仮に会社で「社長」だとすると、

社員たちの前で「社長」のふるまいをするのはなんら問題ありません。


しかし、その口調や姿勢や態度といった「社長」らしいふるまいを、

地域のボランティアに参加したときや、なにかの趣味のサークルでも同じように演じていると、イケてません。笑

家に帰っても、誰に対しても「社長」のふるまいをしていると、違和感があるわけです。



俳優は、時に「王子様」を演じるときもあれば、別の舞台では「泥棒」を演じることもある。

どんなに「王子様」の役割とセリフが自分にしっくりくるといっても、

「泥棒」のときには、泥棒用の台本と振る舞いがあるわけで、演じ切らないと劇にならないわけです。



「自分」と「役割」の間には、適切な距離が必要です。


俳優は、いくつもの「役割」を演じていますが、

自宅に変えればそれとは違う「自分」がいる。



人事異動で、新たな「役割」を手にしたとしましょう。

でも、前の役割や、前の成功体験から抜け出せず、

前の役割のまま、演じ始める人がいます。

そして、あげくのはてには、うまくいかないと、自分はその役にあっていないのではないだろうか、

自分には能力がないのではないのか、と頭を抱え始めます。


しかし、それは、違います!


決して能力がないわけではなく、

ないのはその役割を、骨の髄まで「演じ切ろう」「なりきろう」とする覚悟がないだけです。

くだらないプライドやちっちゃな成功体験が、邪魔をしているだけなのです。


大切なことなので、もう一度。


「自分」と「役割」の間には、適切な距離が必要です。


どんな「役割」が目の前に提示されたとしても、自分は自分。

「役割」で、自分があがったり、さがったりするものではないのです。


目の前の「役割」をしっかりと演じきる。

きっと、その姿勢は、誰かがみていてくれるはず。

そして、きっと、次の「役割」が回ってくるはずです。


しっかりね!

演じきるだけだよ!

今日もきっと・・・I・W・D!

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2015年

6月

25日

お気に入りのTシャツ

先週から今週にかけて、

このお話をいろいろな場でしました。

そうすると、場の雰囲気が一瞬で変わるのを感じます。


では、本日のメルマガです!


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『お気に入りのTシャツ』

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<自分はこれからこうしたい!>

<ああしたい!こう変わりたい!!>


そう自分で思えている方は、問題ありません。


問題は、部下や上司や同僚から

こう変わってほしい!と

変革を求められているにも関わらず、

変わることに抵抗をしめしている方のときです。


一方で、その方が抵抗を示す気持ちも、わからないでもありません。

だって、その方法で、成功してきたわけですし、

だからこそ、その地位を勝ち取ってきたわけですから…。


ときにして「変革」という言葉は、力強い言葉でもあります。

ともすれば「これまでを全否定」する言葉でもあります。

ですから、変わることに少なからずとも抵抗を示すのは当たり前といえるでしょう。


そんなとき、私からは、こんなキーワードをお話します。


「〇〇さんに、今までの方法を捨ててほしいわけではないんです。

 レパートリーを増やしてほしいんです」…と。


このフレーズで、クライアントの方の顔に、一瞬、はてなマークが浮かびます。

そのあと、私から続けてこう説明をします。


「いままでやってきた方法は、おそらくよかったんです。

 だからこそ、いま、〇〇さんは、いまの地位にいらっしゃるわけですよね?

 おそらく、そのときは、その選択が一番だったのかと思います。

 しかし、これから、もっともっと高みに登っていく〇〇さんにとって、

 今度もその選択が最良かどうかは、実は、わかりません。」


「イメージでいくと、Tシャツなんです。

 〇〇さんのお気に入りのTシャツが、あったとします。

 それは着心地もいいし、かっこいい。とても似合ってもいます。

 しかし、それはピクニックには最適かもしれませんが、

 これから高みに登るには、その軽装ではまずいですよね。

 Tシャツではなく、長袖、ダウンでないと死んじゃう。

 靴もサンダルではなく、重装備な靴でないと危ないんです。


 〇〇さんは、そのTシャツがお気に入り…なことはわかりました。笑

 でも、その恰好では、この高山にはトライできないよね?…ということなんです。

 別にTシャツを捨てろと言う意味ではありません。

 また、時がくれば着ればいいわけですから」


こうしたお話をさせていただくと、クライアントが抱えていた緊張がとけはじめます。

そして抵抗心もやわらぎます。


僕は、クライアントが、その場にあった着こなしができるようになって欲しいと思っています。

パーティのときの服装と、自宅でテレビをみているときの服装は違います。

お葬式のときには、お葬式の服装があるわけです。


いかがですか?あなたの服装は?


えーーーい、うるせぇ!

おれは、いつでも、どこでも、

この着なれたTシャツで一生、過ごすんでぃ!!



それでは、困りますよね?笑


さぁ、いろいろなレパートリーを増やしましょう!

そして、その中から、その場にあった着こなしをしていきましょう!


今日もきっと・・・I・W・D!

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2015年

6月

24日

『「怒り」は「錨」』


ずぅーっと、口を開けばプリプリと怒っていた方が

いらっしゃったので、こうお伝えしました。


もったいない…。

実にもったいない…。


「怒り」でそこに留まったらもったいない。


「錨」を降ろしたら船が進めないように、

「怒り」は過去に留まらせる。


いつまで停泊しているつもりですか?


私もふくめて、多くの人がよく陥る落とし穴。


さあ、躊躇せず錨をあげて、旅立とう。

誰かのせいにしたってはじまらない。

とっとと過去にサヨナラして旅立とう!


そして未来を拓いていきましょうよ!


今日もきっと・・・I・W・D!

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